プロフィール

こゆび44

Author:こゆび44
ようこそおいで下さいました^^
50代前半の決してバリバリでないOLです。
兎にも角にも、身内にも他人様にも迷惑をかけない“御一人様老後”を目指しています。
あまり更新は出来ませんが、どうぞご贔屓にm_ _m

最近の記事
過去の全記事
過去の記事はコチラ
最近のコメント
カテゴリー
カウンター

五十路おひとり様予備軍のいつまでたっても……


--/--/-- --:-- こゆび44

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2007/11/13 14:36 こゆび44

【感想】舞台『カリギュラ』

~11月10日マチネ・Bunkamuraシアターコクーンにて~


もの凄い人でした。入場するのにも、プログラムを買うのにもあんなに並んだのは初めて…。これは小栗旬さんの人気なのでしょうかねぇ…。

さて肝心の舞台ですが、正直難しくってよくわかりませんでした…エヘへ^^; カリギュラが求めてやまなかったもの…これまでに私は考えたこともありませんでしたね。不条理などと言うものはこの世界に存在して当たり前と半ば諦め、それと上手く折り合って生きていく方ばかりに気を取られていましたし、不可能なことはどこまでいっても不可能なこと…。何故不可能なのか…と突き止めていく気力もありませんでしたから。「月が欲しい…」どうしてそれを可能にすることが出来るのでしょうか…。
カリギュラはその手段のためなのでしょうか、全てを論理で推し進めていきます。“何となくだけど、漠然と感覚でわかるような気がする…”そんな妥協は微塵もなく、全てを言葉で明確に説明しようとする…まぁこれこそが人間なのでしょうが、でも宇宙界の全ての真理に辿り着くなんてことは、人間にはどうしても不可能だと思います。別に神の存在を信じているわけではないですが、そこに足を踏み入れようと試みることは、何となく人間の驕りのような気もして。そして人間が自分達の領域を超えようとすると、結局は自滅していくものなんだと…ラスト舞台の中央に沈んでいったカリギュラの姿を見て感じました。
物語の中で“苦しみさえも永遠に続くことはない。限界がある…”と言うようなセリフがありました。カリギュラは泣きながら苦悶の表情で訴えていましたが、私はこれを“いいことじゃない”と受け取りました。苦しみや悲しみは永遠に続くわけではない、いつか終わる時がやってきて、心の安寧を得られる日が来る…最高ではないですか。有り難いことではないですかね。多分作者の言わんとすることは全く違うと思いますが、私はそうやって前向きに取ることにしました…。こんな私が、カリギュラの論理がわかるわけない…と感じましたね、ハハハ…。

舞台装置は、後ろが全面鏡張りになっておりまして、それが三面鏡のような角度があるので、役者さんが後ろを向いても横を向いても、表情が鏡に映し出されて客席から見えるのです。なので役者達は気が抜けないでしょうけれど、観客としてはこれは嬉しい限りでしたね。
鏡の他に目をひくのは色とりどりの派手なネオン。この毒々しさがカリギュラなのでしょうかねぇ…。

カリギュラ役の小栗旬さん。正にタイトルロールで、恐らくもの凄いプレッシャーを感じていたのではないかと想像しますが、本当に頑張って務めていました。
皇帝と言うのは、風格はもとより、気品が必要だと思うのですね。生まれながらに備わっている気品。だから食事中にゲップをしようが、半尻を出そうが、3流女子アイドルもどきの衣装でふざけたダンスを披露しようが、それでもどこかに品を感じさせなければ駄目だと思うのです。その点小栗さんは○。“オマエの個人的趣味だろー!”と言われようが、小栗さんには品を感じました~。声もよく出ていて、時折目がイッてしまっていた熱演でしたが、ただ、狂人の笑いや叫びなど、そこら辺はもっともっとやっていいのではないかと…。まだ70%位にとどまっているように感じられました。
小栗さん出演の舞台を観たのはこれが4作品目になります。今回は私にとって今までにない小栗さんを見たような気がしました。何で『タイタス・アンドロニカス』の再演を観賞しなかったのか…と今になって悔やまれます。これからも追い続けたい役者さんの1人です。
小栗さんの他に印象に残っているのは、エリコン役の横田栄司さん。この方は役によって本当にイメージを変えるのでいつも感心してしまうのですが、今回は何とも得たいの知れない気味悪い不思議さがありました。エリコンのカリギュラに対する思いが誠のものなのか…最初は訝っておりましたが、後半に向けてそれがだんだんと真実のものだったとわかった時は心打たれ、私の中でエリコンが愛すべき人物に変わっていきました。

この舞台は戯曲をあらかじめ読んでおけばよかったかな、とも思います。登場人物達が舞台上で繰り広げた論戦を、じっくりと文字で読んでみると、また新しい何かが見えてくるかも知れません。


スポンサーサイト

テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

それって海外旅行なんですか? | ホーム | やりがいのある仕事って…
Comment
うわー こゆびさん、ご覧になったのですね! 羨ましい。
どうなんでしょう、やっぱり小栗君効果、それも あのポスター効果なんでしょうか?
カミュも読んだことがないし、小栗旬さんの舞台も見たことがないのだけれど
彼は色々な顔がある人だなと思いますね
不良でマジメでセクシーで純粋で。 そして声も素敵♪
今度はワタシもがんばってゲットしてみたいです。
雪夜さん、こんにちは。
観て来ました~。チケット取りが大変でしたけれど…。
小栗さんは本当に今の旬の俳優さんですから、小栗さん効果だと思います。あのポスターには度肝を抜かされましたけれどね^^;
俳優さんも女優さんも、映像で見るより生の実物の方が断然素敵です。雪夜さんもぜひ、生小栗さんを堪能して下さいまし~^0^/


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。